本記事ではC++のおすすめ参考書をご紹介します。
C言語やC++は他のプログラミング言語に比べて難しいかもしれません。
初心者は学習すべきではないともいわれます。
しかし、ここで紹介されている参考書を順番に取り組んでいけば躓くことなく学習がスムーズに進むと思います。
C++はC言語的な部分もあります。
なので、C言語の後に学習するのが効果的かもしれません。
大学でC++を勉強する際はC言語を一通りやった後に取り組むというケースが多いかと思います。
では、読んでみて良かったなと思ったC++の参考書紹介です。
C++おすすめ参考書
C++の絵本
まず、最初に取り組むべき参考書として初学者の方にピッタリだなと思った本は『C++の絵本』もしくは『新・明解C++入門編』のどちらか2冊。
新・明解C++入門編
柴田 望洋さんの「新・明解C++入門編」の方が細かいところまで丁寧に書かれているので個人的にはこちらの本の方が基礎をしっかり学習できた気がします。
コンソール画面への出力、変数について、if文やwhile文などプログラミングの基礎中の基礎からしっかりと勉強することができます。
C言語の復習をしつつ、C++についても学べます。
クラスについての章は本当に大事。
基礎を学ぶにはこれ一冊でOKです。
ただ量もそれなりにあります。500ページぐらい。
パパっと終わらせたい人は『C++の絵本』の方が合うかもしれません。
独習C++
この後に取り組む参考書としておすすめなのが、
大学でC++の授業があったのですがこの本にはけっこうお世話になりました。
かなりの数の例題が載っています。
単位を取るのに一番役に立ちました。
大学で出される課題と似たような内容の問題が多くこの本に収録されていました。
学部の授業レベルだとここまでの参考書のレベルでなんとかなります。
これをしっかりやれば問題ないです。
あとは課題等で何かを作るという時に適宜必要な知識を補えば単位は問題なく取れるはず。
Effective C++
次に、
とても有名な本です。
C++をやるなら必読という感じの参考書。
ステップアップするためには欠かせない本です。
効率的にC++を書く方法、マナーがたくさん紹介されています。
高度な情報が盛りだくさん。
初級レベルではないので難しいところもあります。
特に後半辺りからレベルが上がってきます。
1回読んだだけでは理解できないところも多々あったので、その度ググったりじっくりと考える必要がありました。
Effective C++ の解説サイトというのもあるみたいです。
本書を理解する手助けになるはずです。
この本ではたくさんの項目が紹介されています。
どれもC++でのプログラムの質を上げるためには必要な知識です。
例えば、
- 可能ならいつてもconstを使う
- オブジェクトは使う前に初期化すること
- 変数の定義はなるべく先延ばしにすること
などなど。
全文引用してここで紹介したいぐらいです。
ただ気軽にスイスイと読み進められるという本ではないです。
『新・明解C++』や『独習C++』に比べると読み通すのに忍耐力が必要かなと思います。
MORE EFFECTIVE C++
この本もいいです。多分。
ただ難しい。
同じくC++での実装をより良くするためのコツが紹介されています。
アマゾンの評価を見る限り日本語版の翻訳は少しイマイチらしいです。
ちなみに英語版の方が値段は安かったです。
古い部分もあるので『Effective C++』だけで、『More Effective C++』は別にやらなくても良いのかも?
『Effective C++』に55項目、『More Effective C++』にも35項目あるので、この本の半分過ぎたあたりから読むのに疲れ、ダラけてしまって挫けました。
分かったふりして読み進めた所が多い参考書。
手を抜いて取り組んだ本なので正直ここで「おすすめ参考書」としてこの本を挙げるべきではないのですが記事のボリュームを出すために書いてしまいました。
読み進めるのが少し億劫になる羅列的な記述が所々あるかもしれません。
Effective Modern C++
そして『Effective Modern C++』。(上記のアマゾンリンクは英語版)
素人の僕では使っても混乱するような操作の説明がたくさんあります。
こんなの使いこなさないといけないの?
とため息が出てしまうぐらい。
仕事でこのレベルの知識が必須だという強制力がない限り読み進めるのは難しいかなと思いました。
今回僕はこの本を使ってて、なんか読み通すのが一種の忍耐力テストみたいな感じになってました。
しんどかった。
読んでもふーん・・・とか、分からんな~という所が多々あったので、レベルが上がったときにもう一度しっかり読むべき本だなと、ただただ感じました。
この参考書は僕にとってはレベルが高すぎました。
もうすでに実用的な能力があり、日常的にゴリゴリC++を使うよという人にとっては有益な情報がたくさん書かれていることかと思います。
C++が大好きだという方やガチで取り組みたいという方向けの本という感じがします。
まとめ
以上が、情報学部生が紹介する使ってよかったなと思うC++の本です。
『新・明解C++入門編』→『独習C++』までしっかりやれば大学での単位は問題なくとれる思います。
そのあとに、『Effective C++』をやればある程度の基礎力は付くのかなと思います。
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