本記事ではフーリエ解析、ラプラス変換のおすすめの参考書を紹介致します。
フーリエ解析、ラプラス変換は数学の分野だけではなく、電気回路や通信・信号処理、制御工学の分野ともとても関わりが深いのでしっかりと勉強する必要があります。
フーリエ解析、ラプラス変換さえ完璧にこなせば、電気回路の勉強はずいぶん楽になります。
フーリエ解析
スバラシク実力がつくと評判のフーリエ解析
参考書はとりあえずマセマのものを買いました。
よかったです。安定のごとく。
大学数学・物理学の参考書で有名なシリーズの参考書。
わかりやすい解説です。
羅列的な記述ではなく、丁寧な口調で読者に寄り添う感じで解説がされています。
偏微分方程式への応用についての章もあります。
この本だけでギリ授業の単位は取れるかと思います。
演習で身につくフーリエ解析
演習だったらこの本。
フーリエ解析についての演習本というのはそんなにないので、とても助かる存在の参考書です。
演習がメインなので、マセマの参考書等で理論の基礎を学んでからやるのがベスト。
いきなりこの本からやるのはたぶん、ちょい難しいかもしれません。
電気回路、信号処理への応用問題がちゃんと収録されているのががこの本のいいところ。
線形システム、電磁気学・光学への応用問題もあります。
ラプラス変換についても。
フーリエ解析は主に、電気回路や信号処理のための道具として使うケースが多いと思います。
この参考書にはその分野の応用問題がちゃんとあるので購入してよかったです。
この本に取り組むことで、フーリエ解析についての知識を身に付け、それが工学においてどのように応用するかを理解することができます。
高校数学でわかるフーリエ変換
勉強勉強してない感じが好きです。
まず、読み物としておもしろいです。
軽く目を通す感じで本を開いたら、なんだかんだ結局引きずり込まれてしまいます。
フーリエ変換、ラプラス変換を理解するための第1歩として読んでみるのがいいかと思います。
唖然とするほど分かりやすい本。
受け手に読ませようとるする工夫が施されていますし、単純に内容が面白いです。
スルスルと読めてしまいます。
楽しい本です。
この本の中には数式がまあまあ載っていますが高校数学さえある程度理解していれば問題はありません。
高校生の方にもおすすめできる本です。
本書には興味深い歴史についても色々と書かれています。
ナポレオンがバリバリの理系なんて知らんかった。
どうやら数学人間だったみたいです。
筆者曰くこの本を一日で読み終えた方はフーリエ、ナポレオンにも劣らないほどの数学の才能を持っているかもしれない、そうです。
僕には偉大な数学の才能など全くありませんでした。
しっかりとまとまっていて読みやすいですし、これだけ面白いのにも関わらず情報のレベルも高く保たれているので、とにかく有り難い本です。
しかも値段も1000円いかないので、費用対効果抜群の一冊です。
この他にも同じ筆者の竹内敦先生による「高校数学で分かる」シリーズの本がいくつかあるのですが、どれも面白いものばかりです。
打率がとてもいいです。
イチロー以上です。
フーリエ解析 (理工系の数学入門コース 6)
勉強勉強している参考書でおすすめなのがこちら。
マセマの参考書より詳しいです。
解説は丁寧かつ分かりやすいです。
章と章の間にあるおまけのコラムがけっこうおもしろい。
大学の授業対策としては、マセマかこちらの本のどちらかを1冊をやってみて、演習問題をいくつか解いてみる感じで十分かもしれません。
とりあえず、以上がフーリエ解析についてのおすすめ参考書です。
ラプラス変換
スバラシク実力がつくと評判のラプラス変換
ラプラス変換、ラプラス逆変換を使った、常微分方程式の基本的な解法についても説明されています。
やっぱりマセマは分かりやすいです。
専門外のことや初めて触れる分野を勉強する際や、その分野のおおまかな輪郭を把握するためにはベストです。
ラプラス変換に関してはこの参考書だけしか使っていません。
大学ではもしかしたらそんなに気合いを入れて勉強しなくてもオッケーかもしれません。
僕の場合、数学の授業ではこの参考書ほど詳しくラプラス変換について取り扱うことはなかったです。
誤差関数、ガンマ関数、ベータ関数などについては全くやりませんでした。
それより, ラプラス変換を使って電気回路の問題がちゃんと解けるかのが重要でした。
ラプラス逆変換を使って微分方程式をとりあえず解くってのがメインでしたね。
電気回路のおすすめ参考書はこちら
以上、大学数学おすすめ参考書、フーリエ解析・ラプラス変換編でした。
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